昨日のリンゴの花です。飾り気はないですが、質素で可愛らしい花です。
やっとポツポツ咲き始めましたが、気温が低くて遅れ気味です。
リンゴは一か所から幾つかの花が咲きますが、中心にある花を「中心花」、それ以外を「側花」と言います。
ところで、中心花、側花、そして近くにある葉っぱ、これらは全部が元々は小さな花芽の中に納まっていたことは御存じですか?
それでは、冬から順番に花芽の成長を振り返ってみましょう。
1月の真冬、氷の中で寒さにじっと耐える花芽。小さいですね。
4月初旬、まだ芽は開きません。
4月末、芽が開き始めました。
5月初旬、芽がだいぶ開いて、中にツボミが見えてきます。
5月17日、更に開いて花芽が大きくなってきます。
5月19日、葉がしっかり開いて、ツボミが赤く色づいて来ます。
5月26日、ツボミが一つ一つ分かれました。開花間近です。
5月29日、中心花が咲きました。
真冬の小さい花芽から、沢山の花芽や、葉が出てくるのは不思議ですね。
実は小さい花芽の中に、花や葉の元が折り畳まれて準備されているのです。その小さな花芽が凍てつく冬の寒さに耐えぬいて、沢山のツボミや葉を出して、遂に花開くのです。植物の生命力、大したもんですね。
リンゴの花芽の成長過程/復習
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